UVA最新研究を発表

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ロレアルグループの中でも紫外線研究の歴史が長い、皮膚科医が採用する敏感肌のためのスキンケアブランド「ラ ロッシュ ポゼ」。アジア人の肌ニーズに合わせて開発した日やけ止めを用い、日本人女性を対象としたクリニカルテストの研究発表が、2011年5月に、ソウルで開催された世界皮膚科学会(World Congress of Dermatology)で発表されました。

ロレアル、世界有数の皮膚科学会のダイヤモンドスポンサーに

120年以上の歴史があり、4年に一度開催される世界規模の皮膚科学会。100カ国以上から6,200人以上の皮膚科医を始め、多くの医療従事者、美容関係者、報道関係者などが集まります。今年はソウルで、5月24日から29日にかけて行われ、30年ぶりにアジアでの開催となりました。最新研究や最新製品に触れられるとあって、一般入場者も多く、大盛況の内に閉幕しました。ロレアルグループは、過去10年にわたって、ダイヤモンドスポンサーとして協賛しています。

ロレアルグループの最新UVA研究発表

UVA(紫外線A波)をカットすると、肌の色を明るく保つことができ、薄いシミはさらに薄くなる効果が期待できるという研究データが発表されました。ロレアル独自の紫外線防御剤を配合した日やけ止めに対する日本人ボランティアの試験データを発表された名古屋市立大学院 医学研究科 加齢・環境皮膚科学の森田 明理(もりた あきみち)教授に内容と結果について伺いました。

森田明理教授

名古屋市立大学院 医学部研究科
加齢・環境皮膚科学教授

紫外線の皮膚への影響についての研究の第一人者。紫外線以外にも、喫煙による皮膚老化の進行についての研究や、難治性皮膚疾患に対する光線治療などを行う。

Q:今回の試験の特徴をお教えください。
A:(森田教授)今回行ったのは、「二重盲検」と呼ばれる方法での試験。被験者も効果を評価する私も、有用成分入りのものと、有用成分を除いた基剤(プラセボ)どちらを使っているかわからないという、先入観を排除する厳密な試験方法です。医薬品の試験(治験)には、その有効性と安全性を調べるためには通常行われますが、化粧品の一製品について、有用成分のみを取り除いた基剤を用意して、日本人のみを対象に、このような二重盲検試験を行うことはほとんどありません。
Q:試験は、どのような方法で行われたのですか?
A:(森田教授)今回の試験は、30歳から45歳の、健康で背中にシミがある日本人女性21人を対象に行われました。一日おきに集まってもらい、まず、背中の右側と左側のシミ部分とシミのない部分、計4カ所に、ロレアル独自の紫外線防御剤を配合した日やけ止め(片側2カ所)と、有用成分のみを除いた基剤(反対側2カ所)を塗って15分待機してもらいます。その後、UVAのみを当てます。UVAの照射は一日おきに6週間、徐々に照射量を増やしていきます。最も強い15J/cm2は、春から夏に1日に浴びる“日常紫外線(屋外労働を含まない生活で浴びる紫外線)”と同等と見なせる量です。肌の色の変化は、照射前、2週、4週、6週後に撮影、判定しました。
Q:なるほど。UVAだけを照射したのですね。それは、特別な方法ですか?
A:(森田教授)紫外線照射装置のUVB(紫外線B波)の波長の部分をカットするフィルターを使いました。UVAを日やけ止めで防御した際の肌の反応を見るために、この方法が有用でした。
Q:結果について、説明していただけますか?
A:(森田教授)一日おきの照射を続け、6週間後には基剤を塗った側に比べ、日やけ止めを塗った側で、「シミ指数」が、統計を取ると差が出て低くなることがわかりました。今回の試験は結果を評価する側の私も、背中のどちら側に製品が使われているのかわからない方法ですが、実際は、途中から左右で顕著な差がでてきました。照射前と6週後の写真を比べると、薄いシミはさらに薄くなっているものもありました。UVAを十分にカットすることで、肌の明るさが増し、シミが薄くなる可能性まで期待できるかもしれません。

30歳から45歳の21人の日本人女性の背中に、日やけ止めと基剤を塗ってUVAを照射した。一日おきに6週間照射したところ、6週後にはシミ指数の違いが明確になりました。

皮膚科医が採用するスキンケアブランド ラ ロッシュ ポゼ

ラ ロッシュ ポゼ ターマルウォーターは肌をやわらげる湧水。ブランドのインターナショナル・ゼネラル・マネージャーのエリザベス・アロージュさんは、ラ ロッシュ ポゼ製品に含まれるこの湧水に、肌を整えるセレニウムが豊富に含まれることに言及し、同ブランドが敏感肌のために使える製品の開発に力を入れていることを説明しました。
また、同ブランドから1985年に発売されて以来、世界的成功を収めている日やけ止めについて、ラ ロッシュ ポゼの臨床研究責任者、ソフィー・セット博士から臨床試験データが発表されました。その高いUVA防御能力から、アジア女性の妊娠期に両頬に広がるシミ「肝斑」を抑える効果が期待できるという研究データでした。

エリザベス・アロージュ
エリザベス・アロージュ

ラ ロッシュ ポゼ インターナショナル・ゼネラル・マネージャー。ラ ロッシュ ポゼの全世界展開に向けてのブランド戦略の決定者。1997年、ロレアル アクティブ コスメティックス部門に入り、ラ ロッシュ ポゼ スペインのマーケティング部長、インターナショナル・マーケティング部長を経て、2010年より現職。

ソフィー・セット博士
ソフィー・セット博士

ラ ロッシュ ポゼのインターナショナル・サイエンティフィック・ディレクター。1989年パリ第6大学で分子生物学の博士号を取得。2005年より6年間、ブランドが全世界で行った臨床研究の責任者をつとめる。世界の臨床皮膚科医とブランドの橋渡し役と製品開発の監修を行った。その間の論文発表は38件に及ぶ。

LA ROCHE-POSAY

LA ROCHE-POSAY

ラ ロッシュ ポゼの歩み

フランス中西部にあるラ ロッシュ ポゼ村には、古くから皮膚のケアに用いられてきた水が湧き出ています。この水の発見は14世紀にさかのぼり、17世紀にはアンリ4世やルイ13世の主治医であったシャルル・ミロンが分析した最初の研究記録が残っています。また19世紀には、ナポレオンのエジプト遠征から帰還した兵士が皮膚のケアのために訪れたことでも知られています。

この湧水を使った施設として、1905年に設立の「ラ ロッシュ ポゼ ターマルセンター」が設立され、1913年にフランス医学アカデミーにより公式に皮膚科学的ターマルセンターとして認定されました。皮膚科医が常駐する当センターは、ヨーロッパにおける皮膚科学的ターマルセンターの中核として、年間約1万人訪れています。

1975年、薬剤師ルヴァイエにより「ラ ロッシュ ポゼ ラボラトリー」が設立され、湧水を使ったスキンケア製品の販売が開始されました。現在、ラ ロッシュ ポゼ製品は、世界50カ国以上で使用され、25,000人以上の皮膚科医に採用されています。日本においては、約1,000カ所のクリニックなどで展開されています。

ラ ロッシュ ポゼ ターマルセンター

ラ ロッシュ ポゼ ターマルセンター

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